工場では毎年のように労災事故が発生しています。
死亡事故や火災等にもなることもあり、工場=危険というイメージを持たれている方もいるかと思います。
実際ぼくがいた工場では大きな労災は起こっていませんが、どういう労災が発生しているのか紹介します。
落下事故
工場での作業は高所に登って行うようなものもあります。
安全ベルトを装着して作業するように言われますが、安全ベルトが設置されていない場所もあります。
そもそも安全ベルト付けるの面倒だからと怠慢でつけない人もいます。
そういった高所(と言っても1ⅿでも十分高所です。)でも足場が悪く、そういった場所から落下して腰を強打する等で労災となることがあります。
地面にはバルブやパイプ等が走っており、下手をすれば刺さります。
恐いですね・・・
まあしっかりベルトしていれば怒らなかった事故です。
火傷事故
設備によっては非常に高温になる部分があり、そういった場所に触れて火傷を負うことがあります。
ボイラーからくる蒸気も非常に高温です。
先輩が蒸気を直に股に当ててしまい大やけどを負いました。
ただれてしまいかなりひどい状態だったそうです。
これも蒸気を扱う際の手順を省略した怠慢で起こりました。
機械に巻き込まれる
これが一番怖いです。
工場には色々なデスマシーンがありそれに巻き込まれる事故があります。
先輩は食肉工場のライン作業中に設備に指が巻き込まれて小指の先が飛んでしまったそうです。
おお~・・・怖っ。
同僚も充填機のメンテナンス中に設備が誤作動し、指が裂けていました。
やはりメンテナンス中に電源を切らずに行うという怠慢から起こっています。
感電事故
これはぼくですw
というか事故になりそうになった事例です。
水を扱う工場だったので、設備にかかると感電しやすい状態になります。
タンクの洗浄中に設備に接触した際に右手が感電し、ブルブル震えながら言うことを聞かなくなりました。
かなり痛かったですが一瞬だったので大事にはなりませんでした。
しかし怖かったことには間違いないです。
目に異物が入る
薬品や鉄粉等目に入ったらまずいような異物が目に入って労災になるパターンです。
こういうややこしいものを扱う時は安全ゴーグルを装着しなければならないんですが、怠慢で装着せず扱っていたため跳ねた薬品が目に入り病院へ直行!ということがありました。
目に入るとまずいものは扱う機会が非常に多いのでこの事故は各所で多発しているかと思います。
まとめ
工場内で日常的に起こり得る労災や事故についてです。
設備を使用する際の落下や火傷、感電、巻き込み、異物混入等いつ起こってもおかしくないような事例を紹介させてもらいました。
しかしそのほとんどが使用のルールや決まりを省く等怠慢からくる事故が多いです。
危険を意識してルールをしっかり守ればこういった事故や労災は未然に防げるかと思います。
労災防止の意識を持ってしっかり対策して行きましょう!
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