食品メーカーのお仕事も色々あると思います。
食品を加工したり、製品を製造したり、袋に詰めたり・・・
会社によっても部署によっても全然違う内容の仕事をしていると思います。
ぼくが勤務した食品メーカーの工場での仕事内容について紹介していこうと思います。
24時間稼働の工場はシフト制
シフト制です。曜日や時間等割り振られます。
私の職場は基本朝早く始動します。
朝の4時出勤等ざらにあります。
まだ朝も早く真っ暗ですw
自転車で工場まで5分。この間色んなことを考えました。
「こんな早くからおれは何してるのだろうか…」
「日曜日の早朝に一人自転車で仕事、はあ…」
とネガティブなことばかり考えていました。
そもそも前日の夜は、『明日朝早いから起きないといけない』というプレッシャーからなかなか寝付けず、眠りも浅く、夜中に何度も起きているので睡眠不足のような状態です。
シフトにはポジションが割り振られており、各一人ずつしかいないので自分が寝坊すれば工場全体が遅れてしまいます。
他のポジションはもちろん他部署まで迷惑をかけてしまうはめになるわけです。
調合 スーパー体力仕事
さて基本的にこの職場は調合という仕事をします。
清涼飲料水等の飲み物を作っている工場なんで、簡単に言うと水に原料を溶かしていくわけです。
もうただそれだけw
それ以上でもそれ以下でもない。
朝の4時とか5時とかに来て、ラインの設定、前洗浄をして、
そっからはただひたすらに原料を袋から出して水に溶かす、原料を袋から出して水に溶かす、原料を袋から出して水に溶かす、原料を袋から出して水に溶かす…
これの繰り返しです。
しかも原料は一袋25㎏~30㎏とけっこう重たく水に溶かす設備も腰付近の高さです。
腰までよいしょっと持ち上げ袋を切り投入。
これを一日500~800袋繰り返します。
腰がもう駄目になりそうでした。
しかしこの職場のメインの仕事はこれです。とにかく毎日のようにこれを繰り返す日々を過ごしました。
軽量 何十㎏~数ℊまで
ポジションによっては調合が投入する原料の軽量を行います。
この原料は25㎏×2箱+端数12㎏といった具合に生産量によって軽量する値が変わってきます。
かたや3tも生産するのに3ℊしか入らないようなものもあります。
意味あるんかって思いますけどねw
一日の終わりに使用した原料の棚卸をします。
これが間違っていたら、入れすぎまたは入ってない等が発覚するわけです。
私はよくこの棚卸で差異がでました。
寝不足で頭がぼーっとしている中軽量するとまあ間違えますわ!w
しかし足りない(入れすぎ)ならまだしも、多い(入れ忘れ)の時はもうめんどくさいので原料こっそり捨てたりしてましたw影響のないレベルの話ですが。
洗浄 タンク内部の洗浄
タンクや配管内の汚れを洗浄する仕事です。
何トンも入るような巨大なタンクを手洗いで洗浄するのは無理です。
アルカリ性の洗剤をしようして洗浄するという仕事があるんです。
ただスイッチを入れて15分間待つ、スイッチを切り替え15分間待つ、またスイッチを切り替え15分間待つこれだけです。
ちゃんとアルカリ洗剤が流れているかフェノールフタレイン(懐かしい)を垂らして確認して終わりです。
充填 ただ見ているだけの苦行
充填とは完成した製品を箱なり袋なり瓶なりに入れていく工程です。
私が配属された部署ではありませんが、研修で何度か行きました。
目の前に瓶に入った製品がずっと流れていくのを見ていくだけです。
詰まったり瓶がなくなったら補充するだけです。
後はただひたすら眠気との闘い。
事務処理
月に一度8時半~17時という人間らしい時間で働ける唯一のポジションです。
ただ、朝から晩までずーっとパソコンの小さな数字とにらめっこします。
目が疲れるのと腰が痛いのとしゃべる人のいない孤独感。
一日中部屋で一人でカチャカチャしてると頭おかしくなりそうになりますw
まとめ
食品工場の仕事内容は全然違います。
工程や役割によって種類は様々ですね。
でも作る製品が一緒なら似たような工程になるんじゃないでしょうか?
当たりハズレはあるでしょうが、食品系企業はだいたいこういった内容の仕事になるかと思います。
まあ正直面白い仕事ではありませんでしたし、楽でもないです。
速攻で営業等に異動したい、転職したいと感じたくらいですw
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