人材育成ってどの会社に行ってもテーマになってます。
そんなに人材って育たないんですね。
でもわかる気がします。
というのも教えるのが下手な人が多すぎる!!
それじゃ下は育たないよって思います。
ということでコーチングに興味があった僕が、教育について色々勉強してきた知識や経験から人材育成についてのお話を少し。
人財?人材?育成するのは何?
人材育成とは何か?
育成するのは人の心です。
技術や知識、スキルなんていつだって習得できるんです。
大切なのは心。
習得したものをどう活かすかはその人の心次第。
人材はただの歯車。
人財は会社にとっての財産。
育成するのはどっちですか?
育成する側の意識で結果は大きく変わります。
教え方が下手な人の特徴
特に工場に多いです。
昔ながらの難しいおっちゃんなんかはまあ下手です。
とにかくやってみぃ!
とすぐにやらせます。
そして間違っていたらその場で
違う違う!
って言ってきます。
失敗を経験させてくれません。
失敗しないと覚えない部分もたくさんあるのに、その前に訂正するのでよくわからないまま終わります。
このやり方では基本的にインプットできません。
とにかくメモを取れって言います。
の割にメモを取る時間をくれませんw
そして最終的に
「俺らの時はいきなりやらされて、自分らでやり方考えてやっとったんや!」
とかいう訳の分からない自慢をしてきます。(ほぼ100%)
間違った教え方をされ、それを正しいと思い込み、自信満々に自慢する。
ダメですよね。
それでは人財は育ちません。
教え方が上手な人の特徴
教える日のが上手な人の方法には共通点があります。
まず口で説明します。
これはどういう機械で、何のためにあるのか。
使い方はこうで、構造はこうで、もしこうなった場合はこうします。
最初は当然わかりません。それでいいんです。
ここでの取得度は10パーセントです。
次にコーチが実演し、見てもらいます。
これでさっき説明したことがなんとなく脳にインプットされてきます。
さっき言ってたのはこういうことか!
という刺激は脳に焼き付いて簡単には忘れません。
ここでの習得度は30%です。
次は実際にやってみます。
この時点では失敗してもいいので助言をもらいながら最後までやらせてもらいます。
ここでイメージしていたものとのギャップを感じ取れます。
思ってたより難しい。
この道具を使うタイミングはいつだっけ?
等インプットしたものを具体的な形でアウトプットする練習になります。
ここでの習得度は50%です。
次に実際にやってみて感想や反省点、疑問点等を話し合います。
スキル的なことはコツや、原理等を話すことで頭に入りやすくなります。
実際にアウトプットしたことへのフィードバックをすることで、よりアウトプットしやすい状態になります。
ここでの習得度は70%です。
最後にフィードバックを受けてでた課題、注意点、アドバイス等を意識しながら再度チャレンジします。
ここまでくると頭に色んな情報や意味が整理されているため、作業自体は非常にスムーズにアウトプットできるようになります。
また、失敗も経験しているため、なぜこうするといけないのか?といった疑問点も解消できているはずです。
機械の構造、工程の意味こういったものも知識としてインプットされているため、後輩に質問されてもしっかり答えられるようになります。
ここでの習得度は90%以上です。
後は実践で経験を積み100%にすればいいです。
このように何段階も分けて丁寧に教えてくれますので、作業の意味や必要性を語れる心が身に付き、その繰り返しが人財の育成となります。
大切なことですね。
教える時間がない?
仕事が、課題が忙しくてゆっくり教える時間がない?
言い訳です。
結局適当に教えて習得しないまま作業させられると必ずミスをします。
作業の意味が解っていないとそのミスが大事になったり、不良品の流出等に繋がり、最終的に多大な労力が無駄になってしまうのです。
その分を教育に回せればもっといい企業になるのにもったいない。
でも多くの企業はこういった間違った仕事の教え方をしています。
人材育成をしない企業は上に上がる人が人材育成の重要さ、目的をわかってません。
自分が適当に育てられてきたんでわかるはずありませんよねw
なんでいい人材が育たないのループになります。
そんな会社はまず人材育成計画を立てることから始めましょう!
まとめ
仕事を教えるのって簡単じゃないです。
でもせっかく教えるんだから意味のある教育をするべきですよね。
人材育成とは作業単体を教えるのではなく心が育つような、知識やスキルがしっかり意味を成して結びつけるような教え方をしてあげることが大事かと思います。
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